病院には様々な年代、価値観の人が訪れます。中には黒髪は優等生で茶色い髪の人は不真面目、などといった古風な考えを持つ人もいます。清潔感も必要で、看護師に許されているのは中学生や高校生レベルの黒に近い髪色だけです。新人のうちは先輩看護師から注意を受けることもあります。明るい髪色は髪が伸びてくると地毛との差が目立ち、こまめな手入れが必要でそのままにするとだらしなく見えます。小さな病院では医師のサポートが仕事である場合が多く、髪色の規定はそれほど厳しくありません。精神科や心療内科では患者が安心して過ごせるように、むしろきっちりし過ぎず柔らかい印象を与える方が好まれます。髪色の規定が厳しい病院でも、プライベートではおしゃれな髪色を楽しみたいという場合もありますよね。根元から毛先に向けて徐々に髪色が明るくなるグラデーションなら、結んでしまえば毛先の明るさが目立たなくなります。心配なときはお団子ウィッグが便利です。髪を結んだあと、毛先にお団子ウィッグをつければ明るい部分を隠せます。美容室で髪色を決めるときは、希望の色より少し暗めでオーダーします。ヘアカラーは時間が経つと色が抜けて、1週間ほど経つと明るくなります。見本のカラーチャートは、毛束が少ないせいか実際より暗く見えるので覚えておきましょう。美容師さんには「職場で髪色の規則があるので、結んだとき明るい部分が見えないようにしてください」と頼めば対応してもらえるでしょう。また、休日のみ明るくする方法もありますが、気になる人は看護師向けサイト『おしゃれナースの髪色事情』で確認できます。